2020年04月06日
親はなくとも? 味噌は育つ

表面にカビが生えるのは仕方がない、と書いてあったが幸いにしてほとんど生えてはいなかった。
仕込んだ時は、麹の白が支配していたが、いまはかなり茶色っぽくなって純白の部分はほぼなくなっている。
香りは味噌のものではなく、なにか豆菓子のようなほのかに甘くてよい香りがする。
ちょっと舐めてみたら、出来の悪いというか、まだ成長しきっていない味噌の味だった。
あと3か月冷暗な場所で放置すればできあがるようだ。
そもそも煮た大豆と塩と麹を混ぜて容器の中に入れただけ。その後何一つ手をかけることもなく、見守ることもなく、ほとんど思い出すこともなかった3か月が過ぎ、今はまだ未成熟ではあるが、味噌の道を立派に歩み始めている。
環境さえ整えてあげれば人間だって同じことだろう。麹や塩の代わりに何か知的好奇心をくすぐるものを与えてあげれば勝手に育っていく。
親が、大人が見守って、手を差し伸べてあげなければ子供は育たない、そう思うのはあまりにも過保護。
Posted by はままつ88オーナー at 13:35│Comments(0)
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